希望、それは何があっても絶対、捨ててはならないもの

これは以前にも書いたことですが、わたくしは本物の希望とは、何か、こう、わかりやすい、パーッと光り輝くもの、などではなく、例えて言うなら、黒真珠の密やかな輝きのような、静かで、ささやか、かつ誠に地味なものなのではないか? と常々思っております。
そして、真の勇者とは、あまりにも暗い、本当に絶望的な状況においても、それでも神様の愛を、天のよきもの、天の無限の豊かさを信じようとする御方のことだと考えております。

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全てを奪われてもなお、それでも天の永遠の勝利を信じ、神様こそがこの世の全ての上をゆかれる御方であり、愛のエネルギーは何ものにも絶対に負けない、必ずこの世に御国がやって来る、そんなふうに信じられること、信じること、それこそが究極の希望であり、何があっても絶対にひとが忘れてはならないものだと、わたくしは固く信じております。

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この世は摩訶不思議、あまりにも混沌としていて、善も悪もごちゃまぜ、テレビをつければ毎日暗いニュースばかり、相変わらず戦争はなくならないし、地球上の環境破壊も進む一方、電車に乗れば不機嫌なマナー違反のひとにも出逢うし、なんやかやと腹立たしく思うことも多い。
” 「いつか必ず、この世が素晴らしい天国となり得る」、だなんて、そんなの「頭がお花畑状態のひと」が言ってるんじゃないの?” などと、つい悪態をつきたくなることもあるでしょう。

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それでも、芸能人さんのどうでもいいゴシップや政治家さんの金銭トラブル等のように大きく報道はされないけれど、それでも、この世には実際毎日、数えきれないほどの暖かな愛ある行為も沢山あるはず、なんですよね。
難病をなくそうと日夜研究にいそしんでいてくださる研究者さんだっていらっしゃるのですし、毎日出逢う生徒達に少しでもよい学びを、と心を砕いていてくださる立派な先生だっていらしてくださるはず。
無名であったとしても、自らに与えられた場で、一生懸命、自らの存在を通して、少しでもこの世をよくしよう、明るくしようと日々地道な努力を重ねていらっしゃる方々が大勢おられるであろうこともまた事実だとわたくしは思うのです。

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人生は一度きり。
限られた命の時間だからこそ、この世を嘆くよりも、たとえ「一隅を照らす」でもいい、ほんのわずかな限られた方々にのみ愛を届けられるのでもいい、それでも、何かこの世に益を与えようと自ら進んで動き、日々努力を重ねておられる方は沢山いらっしゃるはず。
まるでどうでもいいような芸能ニュースがメディアで繰り返し報道される一方で、そんなニュースさえ耳に入らないほど、日々のお仕事に懸命に取り組んでいらっしゃる熱きビジネスパーソンさんだってこの世にはいっぱいいらっしゃるはず。
そうした名も無き市井の方々の地道なお働きに支えられて、この世はきっと少しずつでもよき方向に向かっていっているはず、なのです。

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もちろん、この世の中は完璧な「聖人」たりうる方ばかりではないですよね、そんな方々ばかりになってしまったら、わたくし達人間は、この地球学校で人生という貴重な魂磨きのお勉強をする必要はなくなってしまいます。
みんなそれぞれに不完全であり、でこぼこがあり、時に自信をなくし、それでも、その時々自分が出来る範囲内で、世の中と関わりを持とうとしている、そこには波があって、何もかもが順調、とならないけれど、でも、そうした混沌の中にこそある光、とでも申しますか、きっと何らかの光はいつもそこにあるはず、わたくしはそう思うのです。

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なぜなら、人類全体として見たとき、この地球上には日々この世に生まれ来る沢山の命があるから。
もし、神様が人類を完全にお見捨てになられるようなことがあったとしたら、そうして新たに生まれてくる命はなくなるはず、だとわたくしは思います。
いつも生まれ来る命の喜びがあるから、だから、やはり、人類全体としての希望も決して失ってはならない、まだまだ人類は皆発展途上であり、生きることをあきらめてはならない、この世を少しでもよくしてゆくことをあきらめてはならない、わたくしはそう思うのでございます。

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何も大きなことをやらなくてもいい、目の前の方にそっと優しく暖かく微笑みかける、それだけでもいいのです。
いつものスーパーで店員さんに、いつもよりはっきりとした声で「ありがとう」と言ってみる、そんなことだって全然いいのです。
今日も無事いつもの最寄り駅まで帰ってこられた、「電車さん、今日も安全無事にここまで運んでくれて、どうもありがとう」、そんなふうに心の中でそっと静かに手を合わせる、それだけでも全然いいのです。
肝心なのは、この世に何か暖かなものを注いでゆくことを忘れないこと、あきらめないこと。
何か不運に見舞われても、自暴自棄にならないこと。
いつどんなときでも必ず何らかの可能性があると信じ、光を見つけ、そこに信頼を置くよう、心がけてゆくこと。
生かされている命に感謝し、生かしてくださっている大いなるご存在に感謝をすること。
日々の当たり前の暮らしの中で、祈りと感謝を丁寧に織り込んでゆくこと。
この世を去るときに「悔いのない、いい人生だった」と満足して微笑むことが出来るように。
たった一度きりの人生、どんなときも決して "「天のよきもの」への信頼" = 希望 を失うことなく、あきらめることなく、前向きに、主体的に生きてまいりましょう。

どうかこの世の全てがよきに流れますように。
愛をこめて。
God bless you!

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