「一期一会」とは、「一生に一度きり」という意味だ

茶事の時、先生はよく言った。
「みなさん、真剣におやりなさいね。茶事は、ご亭主もお客も、それが『一期一会(いちごいちえ)』の茶事と思って、心を入れてするものなんですからね」
「一期一会」とは、「一生に一度きり」という意味だ。
「たとえ何度も、同じ亭主と客が集まって茶事を開いたとしても、今日と同じようには二度とならないのよ。だから、一生に一度きりだと思って、その気持ちでやるんですよ」

『日日是好日(にちにちこれこうじつ) 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』
森下典子(もりした のりこ):著
飛鳥新社 2002年
187ページより

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