私は、私のお茶をすればいいのだ

「やめる」「やめない」なんて、どうでもいいのだ。それは、「イエス」か「ノー」か、とはちがう。ただ、「やめるまで、やめないでいる」それでいいのだ。
(そうだ、気がきかなくてもいい。頼りにならない先輩でいい。自分を人と比べない。私は、私のお茶をすればいいのだ)
背負っていた重い荷物を、私は放りだした。ふっと、肩の力が抜けて身軽になった。私は、体一つで、そこにいた。
(なぁんだ! これでいいのか)

『日日是好日(にちにちこれこうじつ) 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』
森下典子(もりした のりこ):著
飛鳥新社 2002年
182ページより

広告