堂々と威厳ある大人の女になる努力を始めたとき

「少女」が棲んでいるのは心のなかだけでいい。その少女を本当に慈しみ、栄養をたっぷりあげていれば、自然と可愛らしさはにじみ出てくるのだと思う。
この国に生きるとき、若さの尻尾をいつまでも引きずっていたくなるのは当然のことなのかもしれない。けれど年若く見られたい、妹体質は得をする、などという考えは、やはり自分の人生に対して正攻法で向き合っていないと思えてならない。
堂々と威厳ある大人の女になる努力を始めたとき、真の可愛らしさは内側から発する宝石のようなオーラとなって、全身を包み込んで輝くだろう。

『あなたは欠けた月ではない』
光野桃(みつの もも):著 文化出版局 2012年
14ページより

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