仕事ができないことを認めよう、そういう自分を許そう

ところがそのとき、かつてなかった心境が訪れた。
仕事ができないことを認めよう、そういう自分を許そう、という気持ちになったのだ。
いま思えば、なぜそんな気持ちになったのか不思議であるが、ミスした自分を許せると、今度は「自分自身」と「ミス」を一体化せずに、しでかしたミスを客観的に見ることができた。
ミスはミスとしてきちんと受け止め、起こってしまった原因を冷静に分析し、原因になる要素を取り除くようにする。そしてまた次から丁寧に作業をしていけばいいのである。

『あなたは欠けた月ではない』
光野桃(みつの もも):著 文化出版局 2012年
64ページより

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