昔の日本人のように

それでも、今からはできる限り手放していこう、と思う。ないことを寂しがるのではなく、清々しく思えるようになりたい。そしてごく少ない、つつましい暮らしの中で、こつこつと時間をかけて納得のいくものを作る。昔の日本人のように。足腰、丹田をしっかり鍛えて。

『実りの庭』 光野桃(みつの もも):著 文藝春秋 
2011年 172ページより

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