発展的評価の核心は、何がうまくいくかを学び、うまくいかないことを認め、そし て、その違いを区別できるようになることにある

このような社会起業家は、ストックデールの逆説の体現者だ。行動の根拠を日々の現実検証に置きながらも、どこまでも夢を追い、希望をもちつづける。彼らにとって、失敗は地獄ではない。妄想こそが地獄なのだ。いま起きていることを甘く見ることが地獄なのだ。そこには失敗の糧がまかれるからだ。要するに、発展的評価の核心は、何がうまくいくかを学び、うまくいかないことを認め、そして、その違いを区別できるようになることにある――それにともなう冷たい天国を厭わずに。

『誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる』
(原題 "GETTING TO MAYBE: How the World is Changed")
フランシス・ウェストリー( Frances Westley ),ブレンダ・ツィンマーマン( Brenda Zimmerman ),マイケル・クイン・パットン( Michael Quinn Patton ):著
東出顕子(ひがしで あきこ):訳
英治(えいじ)出版 2008年 208ページより

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