世界は与えてくれるのだ、何度でも、くり返し

変化が確固たるものになるには、あるいは、本物のイノベーションに必要なティッピング・ポイントに向かう勢いがつくには、社会的なフローが必要だ。フロー、つまり集合的沸騰が起きるとき、不可能がほんとうに可能になるように見える。社会起業家はこのフローをつくることはできない。ワゴナーの詩のアドバイス「それがおまえを見つけるのにまかせよ」に従わなければならない。ソーシャルイノベーションとは、指揮権を握るのに負けず劣らず、なすがままにまかせることが肝心だ。ソーシャルイノベーションの達人は、自分を見つけさせる方法を知っている――こちらが身を任せれば世界は何かを与えてくれるだろうと信じながら、社会的なフローを見つけ、それに乗る方法を。世界は与えてくれるのだ、何度でも、くり返し。

『誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる』
(原題 "GETTING TO MAYBE: How the World is Changed")
フランシス・ウェストリー( Frances Westley ),ブレンダ・ツィンマーマン( Brenda Zimmerman ),マイケル・クイン・パットン( Michael Quinn Patton ):著
東出顕子(ひがしで あきこ):訳
英治(えいじ)出版 2008年 186~187ページより

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