家庭と学校は、合意形成を教えるべき場所

「会社の中に力関係があり、法制度の中にもあります」と彼女は言う。「力の不均衡があり、人間関係に友愛がない場合、いじめが起きます。ほとんどの職場に、ほとんどの教師と生徒の関係の中に、いじめがあります。そして、それがすべて、子供たちにまでつながっています。下へ下へと降りていくのです。学校システムに波及し、家庭の構造に波及し、そして子供に波及します。私は企業には興味がありません……徹底的に闘わせればいい、企業はみずから競い合おうとしているのだから。政府も闘い抜くでしょう。地方自治体もそうでしょう。でも、世の中の大切な二つの空間、つまり家庭と学校は、権力闘争に明け暮れることよりも、合意形成を教えるべき場所です」

『誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる』
(原題 "GETTING TO MAYBE: How the World is Changed")
フランシス・ウェストリー( Frances Westley ),ブレンダ・ツィンマーマン( Brenda Zimmerman ),マイケル・クイン・パットン( Michael Quinn Patton ):著
東出顕子(ひがしで あきこ):訳
英治(えいじ)出版 2008年 134ページより

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