自分にしか描けない世界は、絶対にあるはずだと思う

自分が求めている道はこれなのだと思う。人の心をこじ開けるように、ぐいぐいと迫ってくる絵……。同じ素材を描きたいというのではない。もとより、女の身で従軍は出来ない。それでも、自分にしか描けない世界は、絶対にあるはずだと思う。

『月下上海(げっかしゃんはい)』
山口恵以子(やまぐち えいこ):著
文藝春秋 2013年 40ページより

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