先進諸国が発展したのは、事業が成長することを認め、富や力が社会に広がるのを 認めたから

カディーアは夢想家だったかもしれないが、頭は正常だった。彼は、先進諸国が発展したのは、事業が成長することを認め、富や力が社会に広がるのを認めたからだと分かっていた。カディーアは近年、技術がいかにアメリカの社会や経済の構造を変えたかを見てきた。アップルやマイクロソフト、デル、アマゾン、そして新興の携帯電話会社が、どれほどすばやくビジネスの仕組みを変えたかも見てきた。さらに世界銀行での仕事では、援助はかえって制約となり、人々が経済的に豊かになりたいのであれば、援助に頼ってはいけないということを知った。

『グラミン・フォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』
ニコラス・P・サリバン( Nicholas P. Sullivan ):著
東方雅美(とうほう まさみ),渡辺典子(わたなべ のりこ):訳
英治出版(えいじしゅっぱん) 2007年 44ページより

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